前の記事では、我が家がリフォームを決意したきっかけと、その背景にある母への思いをお話しました。

そして「よし、やろう」と決めてからまず動いたのが、ショールーム巡りです。
カタログを眺めるだけでは、実際の使い心地や質感はなかなか想像できません。
特に70代の母が毎日使うものを選ぶわけですから、できるだけ実物を見て、触れて、二人で確認したかったんです。
今回は、LIXIL・TOTO・トクラス・タカラスタンダードの4社のショールームを回った体験と、最終的にリフォーム会社をどう選んだかをまとめます。
- LIXILショールームでトイレをほぼ即決した理由
- 洗面台で4社を比較して感じた、それぞれの特徴と正直な感想
- 母と二人で回ったからこそわかった「選び方のポイント」
- 3社から見積もりを取ってC社に決めるまでの経緯
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まずはLIXILショールームを予約して行ってみた

最初に向かったのはLIXILのショールームでした。
リフォームといえばLIXILかTOTO、というイメージがある方も多いと思います。
私の中ではLIXILの方が価格帯が少し抑えめというイメージがあり、まずは話を聞いてみようと予約を入れました。
アドバイザーさんに我が家の状況を伝えながら、トイレのコーナーへ。
そこで母が一目見て気に入ったのが、「Jフィット」でした。
Jフィットは、キャビネット付きで、その中にタンクが隠れているので、タンクレスっぽい見た目です。
実物を見た母の第一声は「これ掃除が楽そうやし、スッキリしてていいやん」。
母がすぐに反応したのは、こんなポイントでした。
- 配線や配管が外に見えない、すっきりしたデザイン
- 収納も一体になっているので、トイレ内がごちゃごちゃしない
- 継ぎ目が少なく、掃除がしやすそう
我が家のトイレは奥行きがあまりないため、手洗い器を別に設けると狭くなる可能性があったのです。
Jフィットなら手洗いと収納が一体化しているので、その心配もありません。
家の実情にもぴったりでした。
トイレに関しては、ショールームで見た瞬間にほぼ即決でした。
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洗面台はLIXILだけでは決めきれなかった

トイレはスムーズに決まったものの、洗面台はそうなりませんでした。
LIXILショールームで見たのは「ピアラ」。
母が気に入ったのは、洗面ボウルと収納扉の面が少しずれた構造。
「こういうの水が垂れへんからいいねんで」と、母が嬉しそうに説明してくれるほど気に入っていたポイントです。
ただ、母は水栓の形状がどうも好みではない様子。
アドバイザーさんに聞こえないようにこっそり「これ、あんまり好きちゃうなぁ」とひと言(笑)。
そして私が気になったのは、ボウルのFRP(繊維強化プラスチック)。
悪くはないのですが、なんとなく質感に物足りなさを感じてしまって。
ボウルの深さや、横に水切りラックが設置できる仕様は良かったのですが……
「これで決まり!」という決め手がなく、その日は保留のままLIXILのショールームを後にしました。
時計を見ると、ちょうど15時ごろ。
「もう少し見てみようか」という話になり、急遽TOTOのショールームへ。
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TOTOで気になったのはサクア(SAQUA)

TOTOのショールームは予約なしで自由見学。
じっくり自分たちのペースで見て回れました。
洗面台のコーナーで見たのは、ピアラと同価格帯の「サクア(SAQUA)」です。
まず、洗面ボウルが陶器製というのがいい。
陶器ならではのなめらかな質感があって、見た目の清潔感がとても高い。
「掃除しやすそう」という印象も自然と湧いてきます。
面材(扉)の透明感のある色合いも、「いいね」と二人の意見が一致しました。
母も「まぁ金額次第かなぁ」と、まんざらでもない様子(笑)。
私もサクアはいいな、と思いつつ……ひとつ、気になることが頭をよぎりました。
「陶器って、割れないかな?」
年齢を重ねると、握力が落ちてきたり、思いがけずものを落としてしまうことも増えると聞きます。
70代の母が毎日使うことを考えると、陶器の割れやすさはやはり少し心配で。
「人造大理石製のボウルの方が割れにくくていいよ」というアドバイスを誰かから聞いていたこともあり、後日に人造大理石に定評のあるトクラスのショールームへ行ってみることにしました。
トクラスは人造大理石の印象が強かった

トクラスは、正直なところ、それまであまり馴染みのないブランドでした。
「住設メーカーとしてはどんな感じなんだろう」という興味もあり、予約を入れてアドバイザーさんに説明していただくことにしました。
実際に見て最初に思ったのは、「確かに、しっかりしている」という感覚です。
人造大理石製のボウルは、陶器のような華やかさとはまた少し違う、落ち着いた高級感があります。
アドバイザーさんに「ものを落としても割れますか?」と聞くと、「陶器に比べて割れる可能性はかなり低いですよ」とのこと。
ただ、ひとつ気になったのが「メラミンスポンジは使用厳禁」という点。
実は母、ショールームでアドバイザーさんに真っ先に「メラミンスポンジ使えますか?」と確認していました。「使用できないんです」と言われた瞬間、少し残念そう。
母は普段から何でもメラミンスポンジでこすってしまうので、私は「うっかり使いそう」と心配に。
一方で、トクラスの「乾くん棚」(水切り穴が開いた棚)は二人とも「これいいね!」と意見が一致。
濡れたコップや歯ブラシを置いておくのに便利そうで、日々の使いやすさにつながりそうな機能でした。
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タカラスタンダードでは親子で好みが分かれた
トクラスのショールームから出ると、すぐ隣にタカラスタンダードのショールームがあったので、ついでに立ち寄ってみることに。
タカラスタンダードといえば、ホーロー素材が有名ですよね。
磁石がつく素材なので、磁石式の小物収納が使えるという点も特徴のひとつです。
ここで、親子の好みがくっきりと分かれました。
母がとても気に入ったのは「オンデーヌ」。
丸みのある柔らかいデザインで、「可愛い!」と目を輝かせていました。
ハイバック仕様にするとボウルの形が少し独特で、そこも可愛いけど、使い勝手として気になるところ。
私が気になったのは「ファミーユ」。
ただ、こちらはハイバック仕様にするとボウルがアクリル人造大理石になります。
あと、やはりタカラスタンダードが価格的に一番高くなりそう。
予算と照らし合わせると踏み切りにくかったというのが正直なところです。
洗面台を選ぶ上で、私たちが「ここは譲れない」と決めていたのがハイバック水栓。
水栓が高い位置にあることで、水が手前に飛び散りにくいし、水栓の足元に水もたまらないので、掃除がぐっと楽になります。
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最終的に3社へ見積もりを依頼

4社のショールームを回り、商品の方向性がだいぶ固まってきたところで、いよいよリフォーム会社への見積もり依頼です。
ここまでショールームを回ると、「どの商品にするか」と同じくらい、「どこの会社に工事をお願いするか」が重要だということを実感しました。
私自身は仕事の都合もあり、ショールームで紹介してもらった会社と自分で探した会社に直接連絡を取りましたが、一般的には最初から複数社の見積もりを一括で比較できるサービスを使うと、手間なく相場感を掴みやすいと思います。
複数社の見積もりを比較してみたい方には、こうしたサービスも参考になります。
おすすめの一括比較サイトはこちらの2社
私も結果的に3社を比較したことで「どこが適正価格なのか」「会社ごとの対応の違い」がはっきり見えて、本当に比較してよかったと感じています。
今回は以下の3社に声をかけました。
| 会社 | 印象 |
|---|---|
| A社 | 中堅大手。対応は丁寧だが、見積もり金額はかなり高め。担当営業はかなり若手。 |
| B社 | 地元密着の会社で、対応はとても丁寧。ただ、経験値という面では少し不安も残った。 |
| C社 | 担当者は経験豊富で、知識面では一番頼りになる印象。レスポンスはやや遅め。価格は3社の中で一番安め。 |
3社それぞれ、個性が全然違いましたね。
我が家がC社に決めた理由
最終的に選んだのはC社でした。
実は、今回のトイレと洗面台の見積もりの際、次のステップとして考えていたキッチンのリフォームについても、3社それぞれに同じ質問をいくつかしてみたんです。
その回答の内容と的確さが、C社が一番良かった。
経験値の高さからくる「具体的な答え」が返ってくるのは、やはり信頼につながりました。
価格も3社の中で最も安く、トータルで見てC社が適切だという判断になりました。
ただ、正直に言うと、C社には不満な点もあったんです。
レスポンスが遅めなのは最初から感じていましたし、見積もりを送ってきた後に、こちらが催促しないと説明に来ない、という場面もありました。
それでも母が「とりあえずC社でやってみたら」と背中を押してくれたこともあり、今回の工事をお願いすることに。
最初の工事での対応を見て、問題なければ次のキッチンも頼もうという判断です。
最終的にどの商品を選び、どんな理由で決めたのかは、次の記事で詳しくご紹介します。
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我が家がショールームを4社回って感じたこと

親本人が実際に見て、使うイメージを持つことが大切
私と母では「いいな」と思うポイントが違うこともありました。
私が素材感を気にしているとき、母は「掃除のしやすさ」や「メラミンスポンジが使えるか」を確認しているような(笑)。
でも、実際に一緒に見たからこそ、お互いが納得できる選択につながったと感じています。
カタログだけでは分からないことが多い
ボウルの質感や収納の使い勝手など、実物を見て初めて気づくことがたくさんありました。
扉のカラーも、カタログの写真と実物では印象が全然違って、好みもくっきり分かれました。
「あ、これ実物で見てよかった」という場面が何度もありましたね。
気になることは遠慮せず質問する
「陶器は割れやすい?」「メラミンスポンジは使える?」「照明の交換はどうするの?」「日々のお手入れ方法は?」など、素朴な疑問をその場でどんどん聞けたことで、安心して比較できました。
特に親が実際に使うことを考えると、「こんな質問していいのかな」よりも「聞いて正解だった」ということの方が多かったです。
複数メーカーを見ると比較しやすい
1社だけだと「これが普通なのかな」と思ってしまいますが、4社回ったことで、それぞれの特徴や価格帯の違いがよく分かりました。
「あのメーカーと比べるとここが違う」という基準ができると、選択もぐっと楽になります。
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まとめ|70代の親とのリフォームは「親子で納得できるか」が大事だった
4社のショールームを二人で巡って、改めて感じたのは「一緒に見に行ってよかった」ということです。
商品を比較できたのはもちろんですが、それ以上に嬉しかったのは、母自身がショールーム見学を楽しんでくれていたことでした。
「これ可愛いね」「これは掃除しやすそう」「私はこっちが好きかな」
そんなふうに、二人であれこれ話しながら見て回る時間も、今思えばリフォームの大切な思い出になっています。
私たちが商品を選ぶときに大切にしたのは、次の3つでした。
- 二人が気に入っているか(最終的には母が気に入った方を優先)
- これから先、毎日使っていく上で掃除が楽か
- 70代の母が安心して使えるか
カタログだけでは分からない素材感や使い勝手は、実物を見て、触れて、比べてみて初めて分かることがたくさんありました。
最終的にどの商品を選び、どんな理由で決めたのかは、次の記事で詳しくご紹介します。
なお、今回のトイレ・洗面室のリフォームは内装工事も含んでいたため、この後にサンゲツ・シンコールのショールームにも足を運んでいます。
そして――壁紙選びで母の迷走が始まります(笑)。
その様子も、またお話ししたいと思います。
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