前の記事では、LIXIL・TOTO・トクラス・タカラスタンダードの4社を回って設備を比較。
工務店を決めるまでの経緯をお話しました。
今回はいよいよ、実際に工事をした記録です。
- 今回リフォームした内容と工事の流れ
- 壁紙選びで母がどれだけ迷ったか(笑)
- 実際にかかった費用の内訳
- 最終的に選んだ設備と、その決め手
- 今回諦めたこと、気になったこと、やってよかったこと
築30年以上の我が家で、70代の母との暮らしを見直すために決断したリフォーム。
壁紙選びの迷走、費用のリアル、工事後の正直な感想まで、包み隠さずお伝えします。
これからリフォームを考えている方の、少しでも参考になれば嬉しいです。
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今回リフォームした内容

今回リフォームしたのは、毎日使うトイレと洗面室です。
- トイレ交換(手すり取付、電気工事含む)
- 洗面台交換
- 洗濯パン交換
- クロス(壁紙)貼り替え
- クッションフロア貼り替え
- インターホン交換
設備を新しくするだけではなく、「70代の母がこれからも安心して使えること」と、「掃除しやすいこと」の両方を意識して決めました。
トイレのタオル掛けと紙巻きホルダーは楽天で購入、施主支給しました。
また洗面室では、洗濯機の後ろに設置するラックも楽天で購入し、工事のタイミングで一緒に取り付けてもらいました。
▼ 今回購入した紙巻ホルダーと、ラックはこちらからチェック
壁紙選びが一番悩みました

前の記事で「母の迷走が始まる」とお伝えしていましたが、その主役はずばり壁紙でした(笑)。
今回はサンゲツとシンコールのショールームへ行って壁紙を選びました。
どちらのショールームもサンプルを持ち帰ることができて、確か1人20点まではOKだったと思います。
私たちも壁紙とクッションフロアのサンプルをあわせて20点近く家に持ち帰りました。
家で、実際の壁に当てたり、床に置いたりして確認できるのはとても助かりました。
床のクッションフロアは比較的すんなり決まりました。
でも、トイレの壁紙だけは本当に決まりませんでした。
候補は、
- ピンク系
- オレンジ系
- 黄色系
の3種類。
さらに、それぞれに淡い色、濃い色、白っぽいもの、ビビッドなものなど細かな違いがあり、「これもいいね」「やっぱりこっちかな」と母は毎日悩んでいました。
サンプルをトイレの壁に実際に貼り付けて、毎日眺めながら「やっぱりこっちかな」「いや、こっちもいいな」を繰り返していました。
それでも一つだけ最初から決まっていたことがあります。
それは、壁紙を上下で貼り分け、上は白にすること。
最終的には、下側は黄色にすることに決まりました。
完成したトイレを見ると、とても明るく優しい雰囲気になり、今でも「あの時たくさん悩んで良かったね」と母と話しています。

一方、洗面室の壁紙はそこまで悩まなかったのですが、後から振り返るともっと悩めばよかったと思っています。
アクセントクロス(柄あり)にしたのですが、浴室のリフォーム工事の際に一度貼り替えが必要になるらしく、どうせ2年ほどで変えるもの。
もっと思い切った大胆な柄にすればよかったなと、ちょっと後悔しています。
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実際にかかった費用
気になる費用について、正直にお伝えします。
今回のリフォーム費用はトータルで約64万円ほどでした。
| 工事内容 | 概算 |
|---|---|
| トイレ(内装込) | 約29万円 |
| 洗面台(内装込) | 約26万円 |
| インターフォン⼯事 | 約3万円 |
| 諸経費 | 約3万円 |
| 値引き | マイナス3万円 |
| 合計(税込み) | 約64万円 |
ちなみに、同じ内容で
- A社:約110万円
- B社:約78万円
でした。
依頼内容が同じでも、会社によってここまで価格が変わることに正直驚きました。
最初から1社だけで決めず、複数相見積もりをとってよかったです。
価格だけでなく、担当者との相性や提案内容も比較できたことで、納得した状態で工事をお願いすることができました。
リフォームは、価格だけでなく、その後の住まいについて左右します。
だからこそ、時間が許すなら複数社を比較してみることをおすすめします。
最終的に選んだ設備
ショールームを何度も見学し、母とも何度も相談した結果、最終的に選んだ設備をご紹介します。
どちらも「見た目」だけではなく、これから先も長く使いやすいことを重視して決めました。
トイレはLIXIL「Jフィット」を選びました

ショールームで母が一番最初に気に入ったのが、LIXILのJフィットでした。
キャビネットにタンクが隠れているデザインを見て、
「スッキリしてていいやん」
最初に見た瞬間、母の心はほぼ決まっていたよです。
実際に設置してみて、「選んでよかった」と感じている理由はこちらです。
- タンクが見えないので、空間がすっきり見える
- トイレ奥にホコリがたまりにくく、掃除がしやすい
- 手洗いと収納が一体になっていて見た目もきれい
- フチなし形状で、掃除がしやすい
- 将来を考えて手すりも一緒に設置した
また、自動洗浄機能も付いています。
今はまだ使用していませんが、
「年齢を重ねると流し忘れもあるって聞くし、その時になったら使おうか。」
と母と話しています。
先を見越して機能を選んでおくのは、やっぱり大事だなと感じています。
洗面台はトクラス「エポック」を選びました

洗面台は最終的にトクラスの「エポック」を選びました。
一番の決め手は、人造大理石のボウルです。
陶器と違って割れにくく、なめらかで掃除もしやすい。
ショールームで実物を見た時に、
「しっかりしてて、良さそう」
と母と同じ感想になりました。
実際に使い始めてからも、お手入れのしやすいし、不満はありません。
収納も観音開きからフルスライドタイプになり、収納力もアップ。
洗面ボウル横にも、ちょっと仮置きできるスペースもあり、以前より使いやすくなりました。
価格面でも、
LIXILのピアラ < トクラスのエポック < TOTOのサクア
という順で、今回の予算感にも合っていました。
この時点で、今後はキッチンや浴室のリフォームも予定していたため、少し費用を抑えたいというのもありました。
それぞれの家でこだわりたいポイントはあると思うのですが、我が家では洗面台(洗面室)はそこまでではない、というのもあると思います。
▼ 4社を比較したショールーム巡りの詳細はこちらの記事で

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今回のリフォームで諦めたこと
リフォームは、予算もスペースも限りがあります。
「これもやりたい」「あれもやりたい」と思っていても、全部を叶えるのは難しいものです。
ここでは、実際に諦めたことも正直にご紹介します。
トイレ入口のバリアフリー化

本当はトイレの段差もなくしたいと思っていました。
しかし、段差を解消するためには扉の交換まで必要になり、工事が大きくなってしまいます。
母自身も、
「まだ今は大丈夫。」
と言っていたこともあり、今回は見送ることにしました。
ただ、今振り返ると、
「もう少し検討してもよかったかも」
という気持ちもあります。
洗面台を90センチ幅にすること

母は90センチ幅の洗面台を希望していました。
でも、洗濯水栓の位置がネックになり、75cmタイプしか設置できませんでした。
水栓を移動すると工事が大掛かりになるため、今回は諦めました。
ただ、洗面台と洗濯機の間に洗濯かごを置けるスペースが生まれたので、結果的には「これでよかったかも」という気持ちになっています。
トクラス「乾くん棚」を付けられなかったこと
これは一番残念だったエピソードです。
最終打ち合わせの際に、
「洗面台のライトをすっきりしたタイプに変更したい」
とお願いしました。
工務店さんからも「わかりました」と返事をいただいたので、そのまま安心していたのですが……
工事当日に届いた洗面台を見ると、乾くん棚がありませんでした。
確認すると、
- すっきりライト=乾くん棚なし
- 出っ張りライト=乾くん棚あり
という仕様になっていて、ライトだけを変更することはできなかったそうです。
工務店さんにも「乾くん棚が気に入ってる」と話していたのに…
「乾くん棚がなくなりますが、大丈夫ですか?」
と一言確認があれば、防げたことだったのかなと思います。
もちろん最終確認をしなかった私たちにも責任はあります。
でも、「ここは説明が欲しかったな」というのが正直な気持ちでした。
変更するなら追加費用が発生するとのことで、今回はそのまま受け入れることに。
実際に生活してみると、「なくても困らない」と思えるようになり、今では「少し残念だったけれど、これで良かったかな」と受け止めています。
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工事は何日かかった?
今回の工事は3日間(+予備日1日)でした。
内訳はざっくりこんな流れです。
- 1日目:解体と下地などの準備
- 2日目:トイレ・洗面室、両方の内装工事
- 3日目:設備の実際の取付け
今回は内装工事も含まれていたため、少し日数がかかりました。
また、我が家はトイレが2か所あるため
今「トイレが使えない日が2日半あっても大丈夫」と工務店に伝えていました。
ただ、通常はトイレは1日で施工完了するそうです。
もしご自宅のトイレが1か所だけなら、
「どれくらい使えない時間があるのか」
を事前に確認しておくことをおすすめします。
洗面所・トイレをリフォームしてよかったこと
設備が新しくなっただけで、毎日の暮らしがこんなに変わるとは思っていませんでした。
実際に生活してみて感じた、「やってよかった」と思うことをご紹介します。
掃除が楽になり、きれいを保ちやすくなった
一番実感しているのは、掃除のしやすさです。
以前のトイレは、タンクの裏や奥にホコリがたまりやすく、掃除のたびに少し憂うつな気持ちになっていました。
でも今は、凹凸が少なくなったことでサッと拭くだけで綺麗になります。
不思議なことに、設備が新しくなると「汚したくない」という気持ちも生まれました。
以前よりこまめに掃除するようになり、その結果、きれいな状態を保ちやすくなっています。
「掃除が楽になった」というより、「掃除をすることが苦じゃなくなった」。
これが一番大きな変化かもしれません。
洗面室がすっきりして、使いやすくなった
収納力が増えたことで、洗面室全体がすっきりしました。
また、洗面台の上に吊戸棚があったのを、手が届かず使えていなかったので撤去し、空間も広く感じられるように。
母は高齢で、湯上がりに少し腰を落ち着けて休憩したいということもあり、このタイミングで洗面室にゆとりのスペースができたのはよかったです。
小さな腰掛けを置こうと計画中です。
母のこれからを考えるきっかけになった
今回のリフォームでは、手すりを設置したり、自動洗浄機能付きのトイレを選んだりしました。
母は今でも、
「まだ手すりはいらんけどね。」
と笑っています。
でも、数年後には「あってよかった」と思う日が来るかもしれません。
今すぐ必要ではなくても、将来に備えておける安心感は大きいと感じています。
親が元気なうちに一緒に考えて、一緒に決められたこと。
それがとっても良かったです。
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リフォームして工務店に対して気になったこと
満足度は高いリフォームでしたが、「ここはもう少しこうだったら」と思ったこともありました。
これからリフォームを考えている方の参考になればと思い、正直にお伝えします。
壁紙の薄さについて事前に教えてほしかった
壁紙を選ぶ時、
「リフォームに向かないものなら教えてください。」
と工務店にお願いしていました。
その時は
「大丈夫ですよ」と言われたので安心していたのですが、
工事当日に職人さんから、
「この壁紙は薄いので、下地の凹凸が出やすいですよ。」
と言われました。
結果、やはり小さな凹凸もわかってしまいます。
色はすごく気に入っているのですが、もし事前に特徴を聞いていたら、違う壁紙を選んでいたかもしれません。
仕上がりの細かな点が気になった
工事完了後に確認してみると、巾木がきちんとついていない箇所があり、指摘して補修してもらいました。
また、洗面室の巾木は「ソフト巾木にします」という話だったのに、実際は普通の巾木で施工されていました。
浴室工事の際に外すのでどちらでもよかったのですが、説明なく変わってることは気になりました。
洗面台の取付け方が気になった
後日、掃除をしていて気づいたのですが、洗面台の奥へ木材を挟んで高さを調整している?ことに気付きました。
床のわずかな傾きに合わせた施工だったのだと思います。
ただ、施工する際に「こういう処理をします」という説明が一言あればもっと安心できたと思います。
母も「なんでこんな取り付け方してるん?」と少し気にしていました。
たぶんそう思う、ということと、説明されて納得すること、は違うんですよね。
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今回のリフォームを振り返って思うこと

今回の工事を通じて一番よかったと感じているのは、全面的な工事をする前に、小さな範囲でお願いして様子を見られたことです。
最初は「リフォームって何から始めればいいんだろう」と正直わかりませんでした。
だからこそ、
ショールームへ行き、
見積もりを取り、
小さなリフォームを経験してみる。
そんな順番で進めたことで、私自身も少しずつリフォームの流れを理解することができました。
そして何より大きかったのは、工務店さんとの相性を知ることができたことです。
担当者とのやり取りや職人さんの仕事ぶり、工事中の対応などは、実際にお願いしてみないと分からないことばかりでした。
以前、LIXILの担当の方から、
「工務店との相性は本当に大事ですよ。」と言われたことがあります。
その時は正直ピンときていませんでしたが、今回の経験でその言葉の意味がよく分かりました。
もし、
- リフォームが初めてで何から始めればいいかわからない
- 築30年以上の家に住んでいる
- 親との暮らしを少しでも快適にしたい
そんな方がいたら、私と同じようにまずは水回りなどの小さなリフォームから始めてみるのも一つの方法だと思います。
私自身、この経験があったからこそ、「次はこうしたい」というイメージも持てるようになりました。
まとめ|設備が変わると、毎日の暮らしが変わりました
今回のトイレ・洗面所リフォームを通して一番感じたのは、設備が新しくなるだけでなく、毎日の暮らしそのものが少しずつ快適になったということです。
70代の母も使いやすくなり、私自身も日々の掃除やストレスが減りました。
費用は決して安くはありませんでしたが、二人にとっては満足できるリフォームになったと思っています。
もちろん、後悔したことや「こうしておけばよかった」と思うこともありました。
でも、それも実際にリフォームを経験したからこそ分かったことです。
費用は決して安くはありませんでしたが、二人にとっては満足できるリフォームになったと思っています。
もし今、「リフォームって何から始めればいいんだろう」と迷っている方がいたら、私と同じようにまずは小さな水回りのリフォームから始めてみるのもおすすめです。
ショールームへ行って実物を見て、複数社から見積もりを取り、納得して工事をお願いする。
その経験が、その後の大きなリフォームにもきっと役立つと思います。
リフォームを検討しているなら、まずは複数社を比較するのがおすすめ
今回のリフォームでは、同じ内容でも会社によって数十万円の差がありました。
価格だけではなく、
- 提案内容
- 担当者との相性
- アフターサービス
なども比較できたことで、「ここにお願いしたい」と納得して決めることができました。
私自身、最初から1社だけに相談していたら、この価格差や提案の違いには気付けなかったと思います。
これからリフォームを考えている方は、まずは複数社へ相談してみることをおすすめします。
おすすめの一括比較サイトはこちらの2社
次回は、いよいよLDKリフォームのお話です。
対面キッチンへの憧れや、間取り変更で悩んだことなども、実体験をもとにご紹介したいと思います。
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