何かに失敗したわけでも、特別につらい出来事があったわけでもない。
それでもふと、「この現実から少し離れたい」と感じる瞬間はありませんか。
関西には、そんな現実逃避したい気持ちのときに訪れたい、
心が癒やされる“景色が綺麗なところ”や絶景スポットが点在しています。
そんな時に必要なのは、前向きになることでも、気分転換を頑張ることでもありません。
ただ、考えなくていい場所に身を置くことだけで、心は意外と静かになります。
現実逃避したくなるのは「疲れた証拠」
「逃げたい」と思う気持ちは、弱さではありません。
それは、もう十分に頑張ってきたという心からのサインです。
気合や前向きな言葉で乗り切れる余裕があるうちは、人はそもそも現実逃避なんて考えません。
何もしたくない、考えたくないと感じるのは、心がこれ以上の刺激を受け取れなくなっている状態です。
そんな時に無理に気分転換をしようとすると、
かえって疲れが増してしまうこともあります。
必要なのは「立て直すこと」ではなく、一度、現実から距離を取ること。
場所を変えるだけで、向き合わなくていい現実は、確かに存在します。
関西には、何も求められず、何者にもならなくていい静かな逃げ場がちゃんとあります。
景色が綺麗なところは、なぜ現実逃避に効くのか
現実逃避に「綺麗な景色」が効く理由は、とても単純です。
そこでは、言葉を使わなくていいから。
海や山、夜景の前に立つと、人は自然と考えるのをやめてしまいます。
頭の中で続いていた独り言が、ふっと途切れる感覚を覚えたことはありませんか。
綺麗な景色は、癒そうとも、励まそうともしてきません。
ただ視界を占領し、今まで考えていた現実を一時的に追い出してくれるだけです。
だからこそ、
「元気にならなきゃ」「前向きにならなきゃ」と頑張らなくてもいい。
景色が変わると、感情は後から勝手についてきます。
次に紹介するのは、そんなふうに思考を止めやすい、関西の現実逃避スポットです。
【関西】現実逃避できる場所12選
考えることを一度やめたい時に、ただそこに行くだけで、現実との距離が少し空く場所を集めました。
【海】何も考えなくていい、水平線のある場所
景色が綺麗な海辺は、関西の中でも特に現実逃避しやすい場所です。
視界に入る情報が一気に減り、波の音だけが残ることで、頭の中で続いていた思考は、自然と静かになっていきます。
「元気になろう」としなくていい。
ただ遠くを見るだけでいい。
そんな時間を過ごせる海を選びました。
【大阪府】長松自然海浜(ながまつしぜんかいひん)

画像:引用元
大阪市内からアクセスできるにもかかわらず、観光地化されていない、静かな海岸です。
人が少なくなる平日や夕方以降は、ひとりで座って海を眺めていても、まったく気を使わずに過ごせます。
視界に広がるのは、空と海だけ。
何かを考えようとしても、その前に気持ちがゆるんでしまうような場所です。
住所: 大阪府泉南郡岬町深日~淡輪
アクセス: 南海本線「みさき公園駅」から徒歩10分
向いている時間帯:平日・夕方以降
HP:公式サイト
【和歌山県】潮岬灯台(しおのみさきとうだい)

画像:引用元
本州最南端に位置する潮岬灯台は、関西でも指折りの景色が綺麗な海の絶景スポットです。
遮るもののない水平線が広がり、「ここまで来たなら、もう急がなくていい」と思えてきます。
周囲には広々とした芝生エリアがあり、自然の中でごろんと横になって空を眺める時間はとても贅沢な時間。
観光客が少なくなる時間帯を選べば、現実から切り離されたような静けさに包まれます。
考えごとをやめたい時ほど、遠くを見続ける時間が、いちばん効きます。
住所:和歌山県東牟婁郡串本町潮岬
アクセス:JR「串本駅」からバスで約15分「潮岬」下車
向いている時間帯:観光客が少ない平日昼〜夕方
HP:南紀観光サイト
▼ ただ海を眺めるだけの場所を、もう少し集めました

【山・展望台】視界が抜ける、見晴らしのいい場所
山や展望台のように高い場所から見る景色は、関西でも現実逃避に向いている場所のひとつです。
遠くまで視界が広がることで、目の前の現実だけに縛られていた意識が、自然と外れていきます。
体を動かして気分転換をする場所ではなく、ただ立ち止まり、遠くを眺めるための場所。
そんな静かな高台を選びました。
【京都府】かぶと山展望台

画像:引用元
京丹後市にある「かぶと山展望台」は、かぶと山の頂上に位置し、日本海と久美浜湾を一望できる絶景スポット。
観光地として大きく取り上げられることが少なく、人の気配が薄い時間帯を選べば、景色を独り占めしているような感覚になります。
整備された遊歩道を少し歩いた先に広がるのは、視界を遮るもののない開けた景色。
海と空がそのままつながって見える眺めは、考えごとを続ける気力を、そっと手放させてくれます。
住所:京都府京丹後市久美浜町神崎
アクセス:電車/京都丹後鉄道「かぶと山駅」から徒歩約40分・車/京丹後大宮ICから車で約40分
向いている時間帯:平日・夕方前後
HP:公式サイト
【滋賀県】賤ヶ岳リフト(しずかたけ)

画像:引用元
琵琶湖と余呉湖を見下ろす高台へ、リフトで静かに上がっていける展望スポットです。
歩く距離が短く、体力を使わずに視界が一気に開ける景色に辿り着けるのが特徴です。
頂上から見渡す二つの湖(琵琶湖と余呉湖)の広がりは、日常の悩みを「今すぐ考えなくてもいいこと」に変えてくれます。
観光シーズンを外した平日は、特に現実から距離を取りやすい時間です。
住所:滋賀県長浜市木之本町大音
アクセス: 電車/木ノ本駅からバスで約10分・車/北陸自動車道木之本ICから1.5km/3分
向いている時間帯:平日・午前〜昼過ぎ
HP:公式サイト
【滝】音に思考を預けられる、現実逃避できる場所
滝のある場所は、考えごとが止まらない時ほど、強く効きます。
落ち続ける水の音が、頭の中の独り言を上書きしてくれるからです。
景色を「見る」というより、音と空気に包まれる感覚。
何かを考えようとしても、その前に意識が水音に引き戻されていきます。
【兵庫県】天滝(てんだき)

画像:引用元
天滝は兵庫県養父市に位置し、落差98メートルを誇る迫力満点の滝です。
「天から降るかのよう」と形容されるその美しさは圧巻で、渓流沿いの登山道を片道約45分歩いた先で出会えます。
滝の前に立つと、悩みの内容よりも「音」だけが残る感覚になります。
自然と一体になれるこの場所は、まさに「現実逃避できる場所」と言えるかも。
考えすぎて疲れた時ほど、ここでは何も考えられなくなります。
住所:兵庫県養父市大屋町筏
アクセス:JR山陰本線「八鹿駅」からバスで約40分、天滝登山口より徒歩約60分
向いている時間帯:平日・午前中
HP:公式サイト
【奈良県】鶯の滝(うぐいすのたき)

奈良市の春日山原始林内にある鶯の滝は、佐保川の源流部に位置する静寂な癒しスポットです。
周囲を囲む原始林が作り出す凛とした雰囲気と水音が心を落ち着けてくれ、落差約10mの小さな滝で派手さはありませんが、長くそこに留まりたくなる落ち着いた空気があります。
鳥のさえずりと滝の音だけが響く空間に身を置くと、心がスッと軽くなり、深いリフレッシュ効果を感じられると思います。
住所:奈良市川上町306
アクセス:電車/近鉄 奈良駅よりバスもしくは徒歩・車/春日奥山ドライブウェイコース 途中から北へ 徒歩5分
向いている時間帯:平日・昼前後
HP:公式サイト
▼ リフレッシュできるアクセスしやすい滝をまとめてます

【夜景・星】現実のスケールを壊す、夜の絶景
昼の延長にいるうちは、現実からは逃げきれません。
夜景や星空は、世界の大きさを一瞬で塗り替えてくれる景色です。
「自分の悩みが小さく感じる」というより、考える対象そのものが消える感覚に近いかもしれません。
【兵庫県】摩耶山 掬星台(まやさん きくせいだい)

画像:引用元
神戸の街を一望できる標高700mの展望台で、日本三大夜景のひとつとされる摩耶山の掬星台。
ただ「綺麗」な夜景というより、街全体を上から切り離して眺める場所です。
光の集合体をぼんやり見ていると、仕事、人間関係、考えなければいけないことが「遠くの出来事」に変わっていきます。
誰かと語らなくてもいい。
写真を撮らなくてもいい。
ただ夜に包まれて立っているだけでいい場所です。
住所:神戸市灘区
アクセス:
・阪急「王子公園駅」→摩耶ケーブル・ロープウェー
・車の場合:掬星台駐車場あり
向いている時間帯:日没30分後〜21時頃(平日・夜遅すぎない時間)
【兵庫県】宙の森ホテル 花郷里(かきょうり)

画像:引用元
街灯のない場所で見る星は、「癒される」というより、現実が一度リセットされる感覚があります。
宙の森ホテル 花郷里は、星空が綺麗なことで知られ、星を見るためだけに来る人がいるほどの環境。
夜空を見上げているうちに、思考が静かに止まり、感情だけが残ります。
「今日はもう戻りたくない」
そう感じたら、泊まってしまうという選択肢もあります。
住所:兵庫県美方郡香美町
アクセス:JR八鹿駅から車で約40分
向いている時間帯:夜21時以降(完全に暗くなってから)
▼ この感覚を、朝まで引き延ばしたい人へ

【屋内】世界観に没入、現実から遠ざかる場所
外の景色を見る気力すらない日もあります。
そんな時は、天候も人目も関係ない「屋内の現実逃避」がいちばん楽です。
ここで紹介するのは、「楽しむ場所」ではなく、思考を預けられる場所です。
【大阪府】ソフィア・堺プラネタリウム

画像:引用元
プラネタリウムの良さは、何もしなくていいこと。考えなくていいこと。
座った瞬間から、現実の操作権を手放せるところです。
暗闇、星、ナレーション。
その世界観に身を委ねているうちに、頭の中でぐるぐるしていた思考が、自然と消えていきます。
「癒されたい」より「一度、意識をオフにしたい日」に向いている場所。
宇宙の神秘に浸りながら、非日常的な癒しの時間を過ごせます。
住所:大阪府堺市中区深井清水町1426
アクセス:泉北高速鉄道「深井駅」から徒歩約12分
向いている時間帯:平日の昼〜夕方(最終投影前)
HP:公式サイト
【大阪府】中之島図書館

画像:引用元
中之島図書館は、本を読むための場所でありながら、「空気に沈み込める」場所でもあります。
高い天井、重厚な内装、静かな時間。
何かを頑張らなくても、ここにいるだけで自然と声が小さくなります。
読書をしなくてもいい。
スマホを見なくてもいい。
「何者でもない状態」に戻れる屋内スポットです。
住所:大阪市北区中之島1-2-10
アクセス:各線淀屋橋駅から徒歩4分
向いている時間帯:平日の午前〜昼過ぎ
HP:公式サイト
【泊まり】戻らなくていい距離まで、現実から離れる場所
日帰りで気分転換できる日もあります。
でも、どうしても「今日は帰りたくない」と感じる日もある。
そんな時は、最初から泊まる前提で、現実との距離を取りに行く場所を選んでみてください。
【兵庫県】空の駅 余部鉄橋(あまるべてっきょう)

画像:引用元
余部鉄橋は、観光地というより空に放り出されたような場所です。
高い場所に立ち、
風と空と海だけを感じていると、
日常の重さが、静かに下へ落ちていきます。
夜は周囲が一気に静まり、そのまま宿に泊まると、世界からフェードアウトしたような感覚になります。
予定を入れず、ただ風に当たるためだけに来てもいい場所です。
所在地:京都府与謝郡伊根町
アクセス:JR「餘部駅」すぐ
向いている時間帯:夕方〜日没後(人が引いた時間)
▼ 現実から離れる時間をじっくり味わうなら

【和歌山県】熊野古道

画像:引用元
熊野古道は、千年以上の歴史を持つ巡礼の道。
癒しや観光というより、自分とだけ向き合うための道です。
歩くこと以外にやることがなくなり、スマホを見る時間も自然と減っていく。
それだけで、思考は驚くほど静かになります。
途中で一泊することで、現実に戻るスイッチを完全に切れる場所です。
都会のストレスから離れ、自然の中で現実逃避できる場所として、意識しなくても、勝手にデジタルデトックスが起こる場所です。
住所:和歌山県田辺市~(ルートによる)
アクセス:JR「紀伊田辺駅」や「新宮駅」から各ルートへ
向いている時間帯:朝〜昼(歩くなら体力がある時間)
HP:公式サイト
▼ ひとり旅行に出たいなら、こんなルートもあります

京都・兵庫・大阪で現実逃避できる景色
ここまで、現実から少し距離を取れる景色を紹介してきました。
もし「今の気分は決まったけれど、場所から探したい」と感じたら、
京都・兵庫・大阪それぞれに用意された“逃げやすい景色”も参考にしてみてください。
どのエリアも、無理に前向きにならなくてもいい場所ばかりです。
【京都】静かに世界から外れる景色
京都には、観光の主役から少し外れるだけで、
音も言葉も減っていく景色が残っています。
ひとりで静かに、考えごとから一歩引きたい日に向いています。
【兵庫】海と山に逃げられる場所
兵庫は、海・山・夜景と、
その日の気分に合わせて逃げ先を選べるエリアです。
「今日はどこに逃げたいか」から決めたい人に向いています。
【大阪】透明人間になれる景色
大阪には、
人の多さの中で逆に存在感が薄くなる、不思議な逃げ場があります。
遠くへ行く気力がない日でも、現実から一歩外れる感覚を味わえます。
何もしなくていい、景色のいいホテル(関西)
「もう今日は、何も考えたくない」
そんな日には、景色に全部任せられる場所に泊まるのもひとつです。
やることを増やさなくていい。
観光しなくてもいい。
部屋から景色を眺めているだけで時間が過ぎていく宿は、現実逃避としてかなり優秀です。
関西には、海・山・夜景を部屋から眺められるホテルが点在しています。
ひとりでも泊まりやすく、
「何もしなくていい」ことを許してくれる宿を選ぶのがポイントです。
まとめ|現実から逃げるなら、景色に任せればいい
現実逃避は、前向きになるための行動じゃなくていい。
頑張らなくても、癒されようとしなくてもいい。
ただ、景色に預けて、考えない時間をつくるだけで十分です。
関西には、
・水平線を眺められる海
・視界が抜ける山や滝
・夜に思考を壊してくれる景色
・屋内で世界観に沈める場所
・戻らなくていい距離まで離れられる宿
全部そろっています。
今日は、ちゃんと逃げていい日。
戻るのは、心が静かになってからで大丈夫です。
関連生地




