このページでは、2024年エリザベス女王杯の、過去データと出走予定馬短評をご紹介。
過去10年のデータや出走予定馬の対戦成績などから、傾向と対策を導き出しつつ、
注目馬と消去できる馬を見つけて、勝ち馬に繋がる予想しつつ競馬を楽しみましょう!
過去のエリザベス女王杯(京都)のレース傾向
エリザベス女王杯の概要
日本の中央競馬のG1(グレード1)レース。
芝2200メートルの距離で行われ、3歳以上牝馬限定です。
・実施日:2024/11/10(日)
・競馬場:京都競馬場
・距離:芝右回り 2200m
・出走資格:牝馬3歳以上
・負担重量:別定
エリザベス女王杯のコース形態について
戦略性が重要となり、特にスタミナを残して最後に一気に加速できる馬が好走する傾向にあります。
・スタート地点:4コーナー付近、平坦な位置からスタートするため、序盤はペースが落ち着くことが多いです。
・直線部分とカーブ:コース全体の半分ほどがカーブを含む形状のため、馬の器用さやコーナーワークが求められます。また、京都競馬場は比較的広めのコースで、外からの追い込みが決まりやすいことも特徴です。
・最後の直線:ゴールまでの直線距離は約400メートルと短めのため、最後の直線での追い比べよりも、コーナーでのポジション取りやスタミナの消耗が勝敗を大きく左右します。
・高低差:京都競馬場のコースは、スタートしてから徐々に上り坂に入り、その後は下り坂でスピードが出やすくなる特性があります。登りと下りが交互にあるため、リズムを崩さない馬、うまく利用できる馬が有利です。
コース形態はこちらでチェック→ネットケイバ公式
過去10年のエリザベス女王杯のレース傾向
直線の長さと最後の坂をどう乗り切るかが大きなポイント。
・末脚の重要性:最後の直線が短いため、コーナーから抜け出すタイミングと末脚が勝敗に大きく影響します。
・脚質について:差し馬や追い込み馬が好成績を収めることも多いですが、逃げや先行馬も前半で無理をしなければ好走可能です。
・年齢層:3歳馬と古馬の対決が見られますが、3歳馬が古馬に比べて軽量(斤量が軽い)のため、活躍することが多いです。特に、秋華賞組の3歳馬が好成績を残しています(今回出走してないですが)。
人気の傾向
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 2 | 2 | 2 | 4 | 20.0 | 60.0 |
2人気 | 0 | 0 | 1 | 9 | 10.0 | 10.0 |
3人気 | 4 | 0 | 3 | 3 | 40.0 | 70.0 |
4~6人気 | 3 | 3 | 2 | 22 | 20.0 | 26.7 |
7~9人気 | 0 | 4 | 1 | 25 | 13.3 | 16.7 |
10人気〜 | 1 | 2 | 0 | 79 | 3.7 | 3.7 |
年齢の傾向
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率(%) | 複勝率(%) | |
---|---|---|---|---|---|---|
3歳 | 2 | 3 | 3 | 26 | 5.9 | 23.5 |
4歳 | 7 | 4 | 5 | 44 | 11.7 | 26.7 |
5歳 | 1 | 3 | 1 | 56 | 1.6 | 8.2 |
6歳 | 0 | 1 | 0 | 12 | 0.0 | 7.7 |
7歳以降~ | 0 | 0 | 0 | 4 | 0.0 | 0.0 |
過去10年の脚質別勝率
・逃げ:過去10年では逃げ馬の勝利は少なく、勝率は低いです。複勝は狙えるかも。
・先行:勝率・連対率ともに高い傾向があります。特に中団や先団で無理なくレースを進められる馬は好走しやすく、4コーナーでの位置取りが勝負を左右するポイントです。
・差し:差し馬も勝ち馬が多く、特に中団から一気に加速できる馬が好成績を残しています。スローな流れでも、直線で鋭い末脚を発揮できる馬は有利です。
・追込:追い込み馬も勝ち馬が数頭出ていますが、追い込み馬は展開に左右されやすく、展開が向けば。
過去データから見る枠順の有利不利
- 4枠 5枠:中枠ぐらいが厳しい数字です
- 内枠:やや有利な印象です
枠 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 0 | 2 | 13 | 16.7 | 27.8 |
2 | 1 | 2 | 1 | 16 | 5.0 | 20.0 |
3 | 1 | 3 | 0 | 16 | 5.0 | 20.0 |
4 | 0 | 0 | 2 | 18 | 0.0 | 10.0 |
5 | 0 | 2 | 1 | 17 | 0.0 | 15.0 |
6 | 2 | 0 | 2 | 16 | 10.0 | 20.0 |
7 | 0 | 3 | 1 | 22 | 0.0 | 15.4 |
8 | 3 | 1 | 0 | 24 | 10.7 | 14.3 |
過去10年の勝ち馬の前走レース
・2023年:ブレイディヴェーグ(ローズS(G2) 2着)
・2022年:ジェラルディーナ (オールカマー(G2) 1着)
・2021年:アカイイト (府中牝馬ステークス(G2) 7着)
・2020年: ラッキーライラック (札幌記念(G2) 3着)
・2019年: ラッキーライラック (府中牝馬ステークス(G2) 3着)
・2018年: リスグラシュー (府中牝馬ステークス(G2) 2着)
・2017年 :モズカッチャン (秋華賞(G1) 3着)
・2016年 :クイーンズリング (府中牝馬ステークス(G2) 1着)
・2015年 :マリアライト (オールカマー(G2) 5着)
・2014年: ラキシス (オールカマー(G2) 2着)
過去10年の好走馬の傾向
・秋華賞(G1):秋華賞からエリザベス女王杯に向かう馬も多く、特に秋華賞で好走した馬がエリザベス女王杯でも好成績を残す傾向にあります。
・府中牝馬ステークス(G2):古馬牝馬の前哨戦として出走する馬が多く、エリザベス女王杯の前にこのレースを使ってくる馬が多いです。
・オールカマー(G2):距離適性が近いレースで、エリザベス女王杯のステップレースとしても使われることがあります。
結論:過去10年の勝ち馬の特徴
・中団・差しタイプ
・3歳・4歳
・内枠に入った馬
・末脚のキレがある馬
・G2レースや前走で好走している馬
これらの条件に当てはまる馬に注目したいです
2024年エリザベス女王杯の出走馬一覧と短評
過去の対戦表
L/10.20 | GII/10.14 | GIII/09.01 | GIII/07.28 | GIII/06016 | GI/05.12 | GI/04.28 | GIII/04.20 | GII/04.06 | GI/03.31 | GIII/03.09 | GI/12.24 | GI/11.12 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シンティレーション | アイルランド府② | ||||||||||||
ルージュリナージュ | アイルランド府⑤ | ヴィクトリア⑤ | 中山牝馬⑬ | ||||||||||
モリアーナ | アイルランド府⑧ | クイーンS⑫ | ヴィクトリア⑦ | 阪神牝馬③ | |||||||||
スタニングローズ | クイーンS⑥ | ヴィクトリア⑨ | 大阪杯⑧ | ||||||||||
コンクシェル | アイルランド府⑨ | クイーンS⑤ | ヴィクトリア⑬ | 中山牝馬① | |||||||||
ライラック | アイルランド府⑬ | ヴィクトリア⑭ | 阪神牝馬⑩ | 有馬記念⑬ | エリザベス女④ | ||||||||
ハーパー | アイルランド府⑮ | ヴィクトリア⑮ | 大阪杯⑬ | 有馬記念⑨ | エリザベス女③ | ||||||||
レガレイラ | |||||||||||||
シンリョクカ | 新潟記念① | 中山牝馬③ | エリザベス女⑨ | ||||||||||
ゴールドプリンセス | 新潟記念④ | 天皇賞⑨ | |||||||||||
サリエラ | 天皇賞⑫ | エリザベス女⑥ | |||||||||||
ホールネス | 新潟牝馬① | マーメイドS③ | |||||||||||
ミッキーゴージャス | マーメイドS⑬ | 大阪杯⑭ | |||||||||||
コスタボニータ | アイルランド府⑪ | マーメイドS⑩ | 福島牝馬① | 中山牝馬⑤ | |||||||||
ラヴェル | マーメイドS⑤ | 中山牝馬⑪ | |||||||||||
ゴールドエクリプス | マーメイドS⑯ | 阪神牝馬⑧ | エリザベス女⑭ | ||||||||||
キミノナハマリア | 福島牝馬⑭ | ||||||||||||
エリダヌス | 新潟牝馬② | ||||||||||||
ベリーヴィーナス | マーメイドS⑭ |
注目されそうな馬
レガレイラ
騎手:C.ルメール 脚質:
・前走 関西TVローズS(GII) 5着
・唯一の3歳馬で、斤量54
・京都で走ったことはないし阪神もないので、初の関西があうかどうか
・出遅れるクセ注意
・GIで牡馬と混じって好走しているので、期待される一頭だし、鞍上込みに注目される
シンティレーション
騎手:T.マーカンド 脚質:先行
・前走 アイルランド府中牝馬(GII) 2着
・わりと大きく崩れず安定して馬券内に好走できている
・今まで、ほとんど1800で走っているので、今回の距離がこなせるのかどうか、でしょうか
・京都2000で1回だけ走っていて6着
・鞍上と合うかどうか、T.マーカンドは日本での重賞以上で勝ち鞍や連帯は無いのでは?
ホールネス
騎手:坂井瑠星 脚質:
・前走 新潟牝馬S(L) 1着
・前々走がマーメイドS(GIII) 3着で、デビューから馬券を1度も外していない
・距離も2200までこなせているので、今回の距離は大丈夫そう
・鞍上を坂井瑠星騎手に変えてきたのは勝負気配?
・前走から中2週になるのかな、このローテーションがどうなのか、というところも
そのほかの出走馬
ハーパー
騎手: 武豊 脚質:
・前走 アイルランド府中牝馬(GII) 15着
・23年のエリザベス女王杯3着、その後は9着、13着、15着、前走と馬券からは遠ざかっている
・今回、中3週でのこのレースというローテーションがどうなのか
・昨年のエリザベス女王杯 3着馬ですし、期待したい気持ちはあれど……
・京都×武豊ということで、とりあえず馬券に入れておきたい気持ちもあるけど、精神的な部分で走れていないとも言われているので、急に馬券内があるかどうか
・今回、ブリンカーつけての出走になるのかな
モリアーナ
騎手:岩田康誠 脚質:差し
・前走 アイルランド府中牝馬(GII) 8着
・このエリザベス女王杯を最後に引退が決まっているので、最後の仕上げた状態では出てきそう
・ラスト、ここは勝ちにきているハズ
・京都は昨年の秋華賞(GI) 5着以来
スタニングローズ
騎手:C.デムーロ 脚質:先行
・前走 クイーンS(GIII) 6着
・22年の秋華賞 1着を最後に、馬券からも掲示板からも遠ざかっている状況
・22年に秋華賞も、阪神開催で京都で走った経験は無し
・22年に優駿牝馬(GI) 2着があり2400も走れているけれど、今までは2000までの距離という感じで、今回の距離はどうなのか
・GI馬ですし、実績を見ればここでは上だとは思うのですが…
コンクシェル
騎手:岩田望来 脚質:逃げ・先行
・前走 アイルランド府中牝馬(GII) 9着
・これまで、ほぼ1800までなので、今回の距離はちょっと長そう
・末脚がキレるというタイプでもないし、京都は秋華賞で1回走っただけなんですね(18着)
・稍重でも走れているので、雨が降って他馬が苦戦したら、とか何か助けは必要なのかも
ライラック
騎手:石川裕紀人 脚質:先行・差し
・前走 アイルランド府中牝馬(GII) 13着
・昨年のエリザベス女王杯 4着、前々走(阪神で開催)2着
・昨年のエリザベス女王杯以降、二桁着順なんですよね。京都も昨年のエリ女しか走ったことは無い
・京都だけまた走る、なんてことはあるのかも?
・鞍上はテン乗りで、どの位置で競馬するのかな
シンリョクカ
騎手:木幡初也 脚質:先行・差し
・前走 新潟記念(GIII) 1着
・成績にバラつきがあるので、、ちょっと判断に迷う馬。GIIIまでなら、という印象も
・末脚のキレ勝負というよりは、ちょっと違うところに向いているような気も
・鞍上がこの馬でG1初勝利なるか、と言われるとどうかなぁ、京都経験も少ないし
サリエラ
騎手:R.ムーア 脚質:
・前走 オールカマー 12着
・昨年のエリザベス女王杯では6着、をどう評価すればいいのか
・距離はこなせそうなのですが、過去馬券になった6回中5回がルメール騎手、1回が戸崎圭太騎手(前走も)
・上がりの脚は早いので、今回の鞍上と合うかどうか
・外国人の鞍上の方が合いそうなんだけど、ムーアさん京都の成績微妙じゃないかなぁ
ルージュリナージュ
騎手:池添謙一 脚質:
・前走 アイルランド府中牝馬(GII) 5着
・距離は2000までしか走ったことがないので、距離延長がどうか
・後ろからになるので、展開が向くかどうかに左右はされそう
ゴールドエクリプス
騎手:田口貫太 脚質:
・前走 マーメイドS(GIII) 16着
・3勝クラスまでは良かったけど、その後はクラスが変わって、厳しいかなという印象
・昨年のエリザベス女王杯では14着に
コスタボニータ
騎手:松山弘平 脚質:
・前走 アイルランド府中牝馬(GII) 11着
・これまでの実績では、GIIIまでは好走しているけど、GIIになるとどうなのか
・距離も2000までしか経験がなく、今回の距離が伸びて対応できるか
ピースオブザライフ
騎手:団野大成 脚質:
・前走 トルマリンS(3勝クラス) 1着
・デビューから9戦を芝で、その後6戦ダートを走って、今回また芝に
・芝では3歳以上1勝クラスで足踏みをして、ダートへ行って3勝でという中では、ちょっと買いづらい印象
キミノナハマリア
騎手:鮫島克駿 脚質:
・前走 札幌日経OP(L) 3着
・稍重や重でも走れる馬なので、天候次第で浮上するかも
・京都の2000までは何度か走っていて、ベストはその距離なのかもですが、前走では2600も経験済み
・今回はG1で、相手関係も変わってくるので、ここでどこまで
エリカヴィータ
騎手:藤岡佑介 脚質:
・前走 新潟牝馬S(L) 6着
・22年以来、勝っていないし、OPやLで掲示板くらいなので、ここでは買いづらいかな
ラヴェル
騎手:川田将雅 脚質:
・前走 オクトーバーS(L) 6着
・23年優駿牝馬(GI) 4着や24年京都記念(GII) 5着などの成績も残していて、相手関係をみてもやれている部分もある
・ただ、新馬戦と2戦目に勝った(共に22年)以降、馬券に一度もなっていない
・上がりの脚が速いわけでもない、となるとここでっていうのも難しいような
シランケド ※回避
騎手: 脚質:
・前走 魚沼S(3勝クラス) 1着
・昨年、紫苑S(GII)して秋華賞の予定が回避となって、今年1勝クラスから勝ち上がってのココ
・末脚を発揮できればもしかしたら、とも思えますが、前走から中1週で挑むローテーションは、どうなんだろう
フェアエールング ※回避
騎手: 脚質:
・前走 STV賞(3勝クラス) 1着
・過去勝っているのが、札幌なので、京都が合うのかどうか
・距離もなんとなく2000までかな、という印象もあるので、今回コース適性があるのかどうか
注目馬はこの馬!
今の段階で気になるのは、実績を踏まえて
● ホールネス
● レガレイラ
● シンティレーション
● ルージュリナージュ
という感じです。
ハーパーやシランケドも気になるトコロ
最終結論:買い目
今回は
②ライラック
③ルージュリナージュ
⑦レガレイラ
⑧シンリョクカ
⑫シンティレーション
⑭ハーパー
この6頭でいきたいと思います。
買い方は、枠連とワイドでBOXで組み合わせてみようかなと考えてます
・ライラックは、枠は微妙だと思いますが、エリ女は走るのでは?ということで
・ルージュリナージュは過去の実績をみても、展開がハマれば末脚で突っ込んでこれると思うので
・レガレイラ、このメンバーなら外せない一頭ですが、出遅れや届かないことを考えると軸にはしづらい気も
・シンリョクカは正直鞍上を考えると、勝ち切ることはむずかしそうだけど、馬券内なら
・シンティレーションは距離がこなせるか不安はあるけど、府中牝馬(GII)が評価できると思う
・ハーパーは、ブリンカー着用1回目の変わり身に期待して、能力は足りると思う
まとめ
今回は、2024年エリザベス女王杯の、過去データと出走予定馬の簡単な特徴をご紹介しました。
過去10年のデータや出走予定馬の対戦成績などから、傾向と対策を導き出しつつ、
難しく考えすぎず、とりあえず競馬を楽しもう!をコンセプトにしてます。
勝ち馬に繋がる予想の参考になっていれば幸いです。
みんなで競馬を楽しみましょう♪
情報には誤りや、タイプなどは実際の展開と異なることもあります。
またあくまでも個人の感想・意見ですので、ご了承ください。